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君を想って海をゆく [日記]

映画は17歳のビラルが恋人に会うためドーバー海峡を渡るという話だけど、
この17歳という年齢が実際に問題になっている点の1つだったりする。

フランス最北端の都市カレーには多くの難民が集まってくるが、1/5は子供だという話。
子供は悪に染まりやすし、環境がそうさせるってのもあるしね。

そういう意味でも危険視されているだろうし、一番の問題になってるかと。
単純な話、市民権が恋人に摩り替わっていて物語としての楽しさがあるのだ。
これは上手い作り方だと思うねぇ。感心感心。

あと、ビラルがプールで泳いだ後、シャワーで体を洗うことに
他の難民が俺も体を洗いたいと大勢でプールに押しかけるところも面白い。
手助けする行為は犯罪なので、プール側は貸さないけどね。

けど、これは川で洗濯をしていた難民が死んだという事件
(実際にあった事件ね)があっての話だと思う。
でも、現実問題とうまく絡めてるね。

最後に、ビラルの恋人に会うためにイギリスに行ったコーチは、
ビラルが入団を憧れていたユナイテッド・マンチェスターの試合を酒場のテレビで見る。

ちょうど得点したシーンで、お店でテレビを見ていたサポーターは、
「ユナイテッド・マンチェスター、ユナイテッド・マンチェスター」と大騒ぎ。
それを悲しい表情で見つめるコーチ。

そうなんだよね、ユナイテッド・マンチェスターこそが他国民の集まりのチームであって
「Welcome」の象徴であり、イギリスの象徴なんだよねぇ。
なんとも上手い皮肉だ。
しかし、この映画は面白かった。

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